聖徳大学言語文化研究所が公開講座「東アジアの中の音楽と平安朝物語文学」を開催します。

2014年02月22日 大学アイコン 学園院アイコン
============================〜 ご 案 内 〜=============================
   聖徳大学言語文化研究所 公開講座を下記の通り開催いたします。
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        学校法人東京聖徳学園創立80周年記念事業
         「東アジアの中の音楽と平安朝物語文学」
  
 
  日 時 : 平成26年 2月22日(土) 13:00〜16:15
  会 場 : 聖徳大学10号館14階    
  定 員 : 80名
  申 込 : 不要
  費 用 : 無料

 【発表1】
  演 題 : 『うつほ物語』の音楽 ―絵・説話・琴曲との関連―
  発表者 : 正道寺 康子(聖徳大学短期大学部総合文化学科准教授)
 
 【発表2】
  演 題 : 遣唐使と音楽 ―物語文学の七絃琴を中心にして―
  発表者 : 原 豊二(米子工業高等専門学校准教授)

 【発表3】
  演 題 : 『源氏物語』明石一族の栄達―楽の音と夢の連携がもたらすもの―
  発表者 : 笹生 美貴子(日本大学文理学部非常勤講師)

 【内 容】
   『うつほ物語』や『源氏物語』に登場する楽器に「七絃琴」があります。この
  楽器の伝来はおおよそ遣唐使によるものと、これらの物語文学では説明されてい
  ます。七絃琴は外来の楽器であり、しかも一条朝には衰退したとされていますが、
  平安朝物語文学にしばしば描かれ、主題と結びつき、重要な役割を果たしています。
   発表1では、『うつほ物語』が古代中国の琴曲(音楽)や絵に描かれた音楽、
  説話等に書かれた音楽をどのように取り入れ、俊蔭一族の秘琴伝授の物語とした
  のかを考えます。
   発表2では、歴史上の遣唐使と音楽との関わり、また後代に描かれた平安朝物語
  文学での遣唐使の受容を考察し、その類似と相違を明らかにします。実際に演奏さ
  れなくなった後も、なぜ物語文学にだけこの「七絃琴」が描かれ続けたのかという
  問題を、東アジア全体を視野に入れつつ考える予定です。
   発表3では、『源氏物語』で、明石一族の物語に七絃琴と夢とが関わるので、明
  石入道の夢の実現に七絃琴がどのように関わり、明石一族の物語を形成したのかを
  明らかにします。
   東アジアの音楽との関連で平安朝物語文学を考えてゆくことで、物語形成の一端
  を解明できたらと思います。
■チラシ



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【お問い合わせ】
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