最新更新日:2017/04/01 | フロアーガイド | モバイルサイト | アクセス

聖徳大学川並弘昭記念図書館館長挨拶

知の殿堂-聖徳大学川並弘昭記念図書館の目指すもの

聖徳学園創立75周年を記念して改築された聖徳大学川並弘昭記念図書館(以下図書館)は、大学図書館として、学生の学習や大学の教育・研究に関わる体系的な収集、整理、提供を行い、教育・研究に対する支援機能を担うことで、“学び舎”として活用されています。また、大学図書館に蓄積された学術情報は、検索可能な形態で公開されることで、社会全体の共有財産として役立っています。

本学図書館の目的は、環境に優しく、女性大学らしい快適な空間を整備し、利用者が安全・安心で過ごせる場所を提供すると共に、本学が掲げる3つのポリシーを叶えるため、一般教養図書から専門書まで幅広く収集することにあります。この安全・安心の場を示す例として、平成23年に東日本を襲った大地震の際に、免震装置を備えた書架により、本の落下を防ぎ、ほとんど影響を受けることがなかったことが挙げられます。また、入館後の様子は館内に設置されたカメラで確認することで、安全性をさらに高めています。屋上の緑化や、外壁には太陽光発電装置等を設置し、自然環境に対しての配慮もされています。

利用者の快適性・利便性のアップも図書館の目的の一つです。このため、館内や学内のパソコンから読みたい本を請求すると数分で自動的に図書館内のカウンターに届けられる自動化書庫の導入やゆったりとした閲覧席など、利用者の快適性・利便性をより一層高めることにより、自発的な学習を促すための環境整備を行っています。また、学習や研究の疲れをリフレッシュするために、眺めのよい最上階で淹れ立てのコーヒーを飲むことができるコーナーも用意されています。

現在の蔵書数は約52万冊で、入館者も年々増加し、多い時は一日で2,500人以上、年間では30万人以上の利用者がいます。学生1人当たりの図書の年間貸出冊数は、11.5冊で「大学ランキング」(朝日新聞社刊)ではA評価となっています。

知の殿堂として、今後一層の図書資料・サービスの充実を図り、本学の学生・教員の教育・研究に役立つ存在でありたいと考えています。

                                             平成30年4月

                        聖徳大学川並弘昭記念図書館長   村山 隆雄