聖徳学園は、1933(昭和8)年、東京市大森区(現 東京都大田区)に、聖徳家政学院と新井宿幼稚園を開設したことに始まります。 創立以来一貫して児童教育、女性教育を中心とした教育に力を注いでまいりました。
現在は、幼稚園から大学院に至るまで18の教育機関を擁する総合学園として展開しております。 1965(昭和40)年、千葉県松戸の地に聖徳学園短期大学(現
聖徳大学短期大学部)を、1990(平成2)年には聖徳大学をそれぞれ創設しました。
本年(2015年)は、大学創立25周年、短期大学部創立50周年の節目にあたります。 これらを記念して、本学園が収蔵する学術資料の中から、中世ヨーロッパの手書き彩飾楽譜を展示公開し、楽譜の変遷について解説します。
もともと音楽は、宗教との密接な関係によって育まれてきたものです。中世のキリスト教社会においては、各地で独自の典礼が行われ、それに伴って典礼音楽が発達しました。なかでも、ローマ・カトリック教会で用いられたグレゴリオ聖歌は、やがてヨーロッパ全域に広まりました。当時の典礼音楽は、詞(ことば)に「ネウマ」と呼ばれる記号を付し、当初は音程を示す譜線は存在しませんでした。やがて四本の譜線を用いることが一般的となり、今日の楽譜と似た形となります。
現在伝えられている中世ヨーロッパの楽譜には、緻密で色鮮やかな装飾が施されたものが多くみられます。
800年以上の歳月を経て、なお今に伝わる彩飾楽譜の美しさを御鑑賞ください。
平成27年9月14日
学校法人東京聖徳学園理事長
聖 徳 大 学 学 長
聖徳大学短期大学部学長
学 園 長 川 並 弘 純
会 期 : 平成27年9月14日(月)〜平成27年12月19日(土)
時 間 : 9:00〜17:00(休館:日曜日・祝日と学業日程による休業日
観覧料 : 無料
リーフレット |
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