聖徳大学大学院通信教育課程
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児童学研究科大学院 通信教育課程博士前期課程3開設科目の概要選択科目(関連科目)具体的な教育現場での問題に即した教育心理学の知識や考え方を獲得する。上記の視点から、まず、一般的な教育心理学的背景として、個と集団の理解と指導、教師(保育者)と子どもの関わりのメカニズム、学習(保育)指導、評価の4点について考える。次いで、効果的な学習指導や保育指導の方法について、教授法(授業過程)、教科(知識)の構造化、効果的な目標設定等の面から、授業や保育場面に当てはめて考察する。教育心理学特論今日、カウンセリングは教育、産業、司法、宗教などの各界で注目されており、その全体の中で「学校カウンセリング」を位置付けながら、カウンセリングの一般的な理論と技法を習得する。学校カウンセリングとしては特に生徒の心の核心となる人格や心身の発達指導の立場から、人格心理学や発達心理学も視野に入れる。技法としては行動療法、ロール・プレイ、心理劇、交流分析、事例研究法、心理検査法など、学校カウンセリングに有効と思われるものを取りあげる。学校カウンセリング文化は、伝え受け継いでいく面と、創作し再生していく面とを併せ持つということを念頭において、乳幼児から児童のいわば“子ども時代の文化環境”について、音楽を機軸として捉え、その変化を様々な面から探究していく。具体的には、保育の場での実践を基に子どもの表現活動の持つ意味を探る事例研究と、「リズム」の持つ意味や「教育法」等の時代的変化をみる文献研究の双方を通して、豊かな音楽環境が児童に与える影響について考察する。児童音楽特論心身に障害を持つ子どもの最終目的であるリハビリテーションを教育的、心理学的視点から理解する。乳児期から児童期までのいわゆる発達期にある子どもの心理的特性や精神構造を理論的、実践的に明らかにすることを目的として取りあげていく。障害の内容は身体的障害および精神的障害の全てについて心理学的理解の概括を解説し、さらに学生の関心やニーズにもとづいてそれぞれの障害の種類のより深い研究を進めていく。障害児心理学特論学校カウンセリングは学校集団の中で個々の生徒の成長を促すために行なう心理教育的援助である。この援助はまず、ひとりの児童・青年のニード、そして学習面、心理・社会面、発達・健康面の状態の把握および理解から始まる。その上で、生徒への対応、保護者との関わり、学内での教員との協力関係づくり、必要に応じて学外の専門機関との連携などに取り組む。上記の視点にたち、より高度なケース理解に到達する力を養成することを目指す。学校カウンセリング演習児童臨床心理学の立場から、乳幼児期から児童期の子どもを対象に子どもの心の病理と発達障害(自閉症・学習障害・注意欠陥多動性障害・行為障害・ウィリアムス症候群等)について診断、治療教育、親指導と親のカウンセリングをゼミ形式で解説し、発達障害児の知見を広める。他にも、健常児の英才教育臨床にもふれ、優秀児に対する乳幼児教育の方法論を概説する。また保育カウンセリングについても学習する。臨床心理学特論小杉 洋子先生牧野 由美子先生三谷 亜矢先生腰川 一恵先生次良丸 睦子先生鈴木 由美先生沢崎 真史先生家近 早苗先生Seitoku University Graduate School 11

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