奈良絵本・絵巻とは、室町時代後期から江戸時代にかけて制作された手作りの美しい絵本や絵巻のことで、御伽草子や物語、随筆など様々なテーマで描かれています。挿絵には、朱、緑、青など鮮やかな色彩と、胡粉、金銀箔などがほどこされ、絢爛華麗な世界を再現しています。内容を述べる詞書(ことばがき)(文章)と、それに対応する挿絵が交互に配列され、まさに現代の絵本の原点ともいえる書物です。
本展覧会では、聖徳大学が収蔵している奈良絵本・絵巻コレクションの中から『浦島太郎』、『伊勢物語』、『竹取物語』など、私達にも馴染みの深い題材の作品を展示公開します。
わが国独自の伝統的な画法である大和絵の画風で描かれた華やかな挿絵と、連綿体によって書かれた流麗で優美な詞書が交差する奈良絵本・絵巻は、早くから海外でも注目され、高い評価を受けてきました。
数百年の歳月を経て、なお今に伝わる奈良絵本・絵巻の美しさを、ぜひ御鑑賞ください。
平成30年4月1日
学校法人東京聖徳学園理事長
聖徳大学学長
聖徳大学短期大学部学長
学 園 長 川 並 弘 純
会 期 : 平成30年4月1日(日)〜 平成30年7月28日(土)
平成30年9月3日(月)〜 平成30年11月30日(金)
時 間 : 9:00〜17:00(休館:毎日曜日・祝日と学業日程による休業日
観覧料 : 無料
リーフレット |
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