聖徳学園では、教育理念の一つである本物教育を積極的に進めるため、文学、音楽、美術、工芸等に関する学術資料、文献等を日本国内はもとより世界各地から収集・保存し、展示公開してきました。このたびの展示では、これら学術資料の中から、中世ヨーロッパの手書き彩飾楽譜を紹介します。
もともと音楽は、宗教との密接な関係によって育まれてきたものです。中世ヨーロッパのキリスト教社会においては、各地で独自の典礼が行われ、それに伴って典礼音楽が発達しました。なかでも、ローマ・カトリック教会で用いられたグレゴリオ聖歌は、やがてヨーロッパ全域に広まりました。当時の典礼音楽は、詞に「ネウマ」と呼ばれる記号を付し、当初は音程を示す譜線は存在しませんでした。やがて四本の譜線を用いることが一般的となり、今日の楽譜と似た形となります。
現在伝えられている中世ヨーロッパの楽譜には、緻密で色鮮やかな装飾が施されたものが多くみられます。800年以上の歳月を経て、なお今に伝わる彩飾楽譜の美しさをご鑑賞ください。
令和元年9月17日
学校法人東京聖徳学園理事長
聖 徳 大 学 長
聖 徳 大 学 短 期 大学部学長
学 園 長 川 並 弘 純
会 期 : 令和元年9月17日(火)〜 12月21日(土)
開館時間 : 午前9時 〜 午後5時
休館日 : 毎日曜日・祝日と学事日程による休業日
アクセス : JR常磐線・JR乗り入れ地下鉄千代田線・新京成線とも
松戸駅下車、東口より徒歩5分
(学内には駐車場はありません。車でのご来場はご遠慮ください)
お問い合わせ先
聖徳大学・聖徳短期大学部 聖徳博物館
TEL 047-365-1111(大代表)
観覧料 : 無料
リーフレット![]() |
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