聖徳学園の創立者である川並香順先生は、聖徳太子の「和」を建学の精神とし、すぐれた環境 の下で情操教育を進めなければならないと絶えず話されていました。1964(昭和39)年の聖徳学
園短期大学(現 聖徳大学短期大学部)新校舎建築に際しても、「校舎は箱を作るだけではなく芸 術的な環境が大切である」と説かれました。これに賛同されたのが、画家であり、聖徳学園高等
保育学校で教鞭をとられていた利根山光人先生(1921−1994)です。利根山先生は、設計や色 彩計画等の企画に参画し、芸術的な教育環境づくりを目指しました。こうして学園内には魅力あ
ふれる壁画がいたるところに設置され、「聖徳学園は美術の園 そ の 」と称されるまでになりました。
一方、画家としての利根山先生は、メキシコのマヤ文明に触発され、古代遺跡をモティーフと した絵画作品を数多く残されています。また、メキシコとの文化交流にも力を注ぎ、メキシコに
おける最高文化勲章であるアギラ・アステカ・ブラーカ章を受章されています。
本年は、利根山光人先生の没後20 年に当たります。この機に、本学が所蔵している利根山作 品の中からメキシコを題材とした絵画を中心に展示し、利根山先生の画業を回顧します。
メキシコを愛し、情熱的な作品を数多く残し、“太陽の画家”と呼ばれた利根山先生の世界を ご堪能ください。
平成26年9月8日
学校法人東京聖徳学園理事長
聖 徳 大 学 学 長
聖徳大学短期大学部学長
学 園 長 川 並 弘 純
会 期 : 平成26年9月8日(月)〜平成26年12月20日(土)
時 間 : 9:00〜17:00(休館:日曜日・祝日と学業日程による休業日
観覧料 : 無料
リーフレット![]() |
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