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校長室だより

2015年2月の校長室だより

本年度 校内研究から学んだこと

 

    ―これまでの、現在の、そしてこれからの仲間たちへⅢ―

 

校長  佐藤 幸雄

 

 『幹』第3号が発刊されました。研修部主任の強い意向で、その年度内に校内研究・研修集録がまとめられたのはこれで3年連続になりました。発刊が遅れるというこれまでの悪習が改善され教員集団として前向きな風土が醸成されてきたといってよいものでしょう。すばらしい教育習慣です。子ども達にも提出厳守の態度を育成しなければいけない仕事をしているわけです。率先垂範。隗より始めよ。教員の皆様の意識の高さ、ご協力に感謝いたします。

 

 さて、今回の校長まえがきは、タイトルに記した通り、本年度の校内研究から私の学んだことを綴ることで責を果たそうと考えました。具体的には、この年度中に行われた公開授業研究を参観した私が、今後の授業づくりに教訓としたいことを各授業毎に考察していこうと思います。私たちの授業は、常に本番でありながら練習でもあるという両面をもっています。実践即研修といわれるものです。PDCAサイクルも同じ考え方に基づきます。それならば、教科・単元が違えども参観した授業から今後の改善に結びつく考察を教訓としてまとめておくことは、極めて実際的な現場教員の学び方であると考えます。研究的方法からみると事例研究ということでしょう。

 

臨床心理学者であった故河合隼雄も述べていますが、事例研究は現場の実践者の研究として大きな意義のあるものである。

「ひとつの事例の赤裸々な報告の方が、はるかに実際に『役立つ』ということ」

「『個』をあくまでも追求してなされた内容が多くの他人に役立つのは、それが何らかの意味で『普遍性』をもつことを示すものである」

「一個人の全体性を損なうことなく、その個人の世界を探求した結果は、臨床家が他の個人に接するときに共通のパターン、あるいは型を与えるものとしての普遍性をもつのである」(以上、河合隼雄 1986

『心理療法論考』所収「事例研究の意義と問題点」より引用)

 

 私は、事例研究から課題研究に移行して考察をしていくことが、集団研修・研究での成果を他の教員が自分の次の事例(実践)に役立たせることのできる方法だと考えてきました。プラス面であれマイナス面であれ、一つの事例から浮かび上がる問題は、一度、考察レベルを一段階引き上げて一般的な課題として研究論題にまとめ上げ考察する。そしてそこで明らかにした結論(仮説)を具体化した工夫として実践レベルにもどし、自分の場合の事例(実践)に活用してみて検証していく。これらの一連の省察過程は、このように構えなくても大かれ少なかれ授業をなりわいにしている者なら行なっていることにちがいないけれど。

 

 以下、各公開授業ごとに私の研究論題とその考察を"教訓"風にまとめたものを紹介したい。スペースの関係上、論題を導き出した授業の場面まで語ることはしないが、この教訓が参考になれば幸いである。授業者に対して失礼な言説が感じられる箇所があったとしても何の他意もない。公開してくれた貴重な事例から学んで少しでも自分の授業力を高めてもらう一助になればと衷心から願った所為であります。ご了解をお願いしたい。

 

 また、代表研究の授業参観後の集団検討(研究協議会)をより広い視野から検討できるように、教師の活動の+-の軸と児童の活動の+-の軸を直交させる2次元のマトリックスに、各教員が気づいたことをどんどん付箋に書き貼っていく作業を取り入れた。参観者の生の感想やつぶやきが広く表に出てきて、グループ検討や全体検討にプラスの影響を与えたのはだれもが感じたことではないだろうか。そのマトリックス表を授業者に渡せるのもよいプレゼントではないかと感じました。

 

※井坂初任研(6月11日)2年1組 国語「かんさつ名人になろう」(7/7時間目)

<教訓>(7/7時間目)本時

・かんさつさせるポットの「本物の花」を二人で1つずつ(横並びの二人)準備したことがまず成功の要因。学習環境設定の適切さ。

・45分の学習展開に、単元目標や本時の目標を達成するための主張のある論理的な筋道(ストーリー)が表れていることの大切さ。本時の指導案から見えることに論理が通っている。

 

※毎熊授業研(6月18日)3年2組 音楽「とどけよう このゆめを」(1/2時間目)

<教訓>(1/2時間目)本時

・昨年度初任の時から音楽専科として、檜貝教諭の切り開いた研修・研究の恵まれた条件の中に積極的に飛び込んでいく心持がすばらしいことである。幸運はにがしてはいけない。

・専科は、年度内でも学級数分だけ同じ授業ができるし、翌年度も同じ単元を授業できる利点がある。そういう中で、より指導がむずかしいと感じている学級を指導学級に選んで公開授業研究をすることは見習いたい姿勢であった。

 

※五大授業研(7月3日)4年1組 国語「一つの花」(5/7時間目)

<教訓>(5/7時間目)本時

・一教科の授業方式を、自ら選んで自分の実践の核として進めている姿勢のよさが表れている。

・なによりその授業の継続で、子どもの読解テスト学力と表現力と学習意欲が高まっていることが統一的に実現されていることは、本校の校内研究史ではじめてのこと。

・その授業方式が、理論・実践とも文献もあれば、現に他校で実践している教員もいるので、他から学ぶ機会が保障されているところもよい。自分の実践をメタ評価できる。

・一人読みの質の深まりが大切である。読みの発表で、値打ちの高い読みは、一般化して用語として定着させ、他の児童の読みの目のつけどころを広げたい。(たとえば、倒置法に気づいた場合、なぜここで倒置法なのかと考えることを通して倒置法という用語を定着させ、次の場面で他の子どもが進んで倒置法的表現とその意味を考えるようになるということ)。

 

※稲葉授業研(9月24日)5年3組 算数「平均」(5/7時間目)

<教訓>(5/7時間目)本時

・本時のように、算数が得意な子、上位の子がいきいき活動している授業がよい。上位の子がだらけている授業が一番よくない。

・ではどうすればよいか。ふだんの学級づくりが根底にあるのはもちろんとして、

  1. 学習問題の質、レベルが第一に大切

  2. 心に火をつける問題選び、問題づくりを第一に考慮する。

  3. クイズ問題ではない。論理的つながりのある発展問題にする。

    ・教材研究がよくできているの「よく」とは何か? それは、学習問題に対する児童の反応が多様に予想できるということ。そうすれば、その反応の準備ができるし、求める反応が子どもからでないときは、ゆさぶりをかけられる。

    ・認識をはっきりさせていきたいところで、何回もゆさぶりをかけていたのが効果的であった。

     

    ※出井授業研(10月22日)2年2組 国語「お手紙」(7/11時間目)

    <教訓>(7/11時間目)本時

    ・低学年指導の必須としての音読指導がふだんからしっかり取り組めているので、音読で子どもが育っていることが如実に表れている。音読が読みを深める契機にもなっている。

    ・板書の構成がたいへん論理的であった。子どものノートづくりによい影響を与えるだろう。

    ・授業を通しての生活指導がゆきとどいている。

    ・学級集団の状態がたいへんよい。

    <Q-U検査開発者、河村茂雄の「理想の学級集団の構造」を実現している>

      "ルール"と"リレーション"のバランスが取れているので学級が安定している

         ルールの確立...集団内の規律、共有された行動様式

         リレーションの確立...集団内の子ども同士の良好な人間関係、役割交流だけではなく、感情

    交流も含まれた内面的な関わりも含む親和的な人間関係

     

    ※貴之代表研(10月28日)5年1組 国語「大造じいさんとガン」「片耳の大シカ」

    <教訓>(8/10時間目)本時 講師:渡邊恒雄先生

    ・授業づくりの構想がクリエイティブ。指導案の文章が文献を咀嚼しての自分の思考・主張がしっかり表現されていて見事。

    ・本校の指導案の形式をしっかり定めた。「単元の目標」を、3つの"観"(「単元観」「児童観」「指導観」)の次に位置づける意味をはっきりさせた。

    ・授業の山場の発問は、子どもの心に食い込んでいく問い方にしたい。

    ・めあて(課題)⇒ 一人学び ⇒ グループ学び ⇒ 全体学び ⇒ 自己修正 の指導過程を踏むことは今どの教科でもめざされていること。

    ・「その考え(印象)は、どこの文章から考えたのか?」教師がつっこみを入れて印象の根拠を言わせないと論理的思考力を育てることにはならないだろう。

     

    ※大月授業研(10月29日)2年3組 国語「お手紙」(6/10時間目)

    <教訓>(6/10時間目)本時 

    ・事前に本時の授業展開をありありと思い描けることの大切さ。授業が見えているという力。授業がどんな風に進んでいきそうか予想できるからこそ、つまずきそうな所、勘違いしそうな所、停滞しそうな所など、それを解決していく手立てが事前に工夫しておけるのだ。その予想もしないで解決工夫が思い浮かぶはずはない。自問するから自答が出て来る。自答だけが自然に思いつくことはない。

     そして、その事前の予想から考えた解決工夫がうまくいけば、大きな自信になるし、うまくいかなくても、よし今度こそはとの気持ちが生まれてくる。何も事前に工夫しないで事後に反省だけしているのは力量はつかない。

     

    ※内山代表研(11月6日)4年2組 算数「面積を求める」(11/11時間目)

    <教訓>(11/11時間目)本時 講師:長谷豊先生

    ・発展問題を自作問題でチャレンジしたその気概のよさ。

    ・問題場面の設定から学習問題への移行が教具の工夫の成果で、興味をわかすものになっていた。

    ・(講師の先生の配付資料は、熟読玩味して、自分の授業に活かせるまで吸収したい。とくに導入段階での問題把握で子どもから「問いを引き出すしかけづくり」の6つの方法は使える)

     

    ※檜貝代表研(11月13日)6年1組 音楽「旅立ちの日に」(4/7時間目)

    <教訓>(4/7時間目)本時 講師:田川伸一郎先生

    ・指導案の「単元観」(教材観)で、教材の教材分析(解釈)をきちんと文章化しているところがすばらしい(P2)。貴之指導案でもよく表れているが、自分の解釈、主張を論理的にその教育的価値を臆せず

    文章化してほしい。

    ・自分の授業力向上のための研究というものが、いかに本人の主体的な意欲と方法的認識で進展していくか、その見本を身をもって示してくれている。自分の実践は自ら切り開いていくもの、と私も教わってきたが、授業の改善が、吹奏楽クラブ、全校の音楽、生活指導へと広がっていくのだという実例を目の当たりにできている。

    ・(研究協議会での講師 田川先生の講評は、何度でも繰り返して聞いたり、記録を読み直したりして全教員のものにしたい。USB記録は私が持っています)

     

    ※川邉授業研(11月14日)3年1組 国語「すがたをかえる大豆」(6/12時間目)

    <教訓>(6/12時間目)本時

    ・本時の事前授業(他学級を借りる、先生方に模擬授業など)を実施してみた。条件がうまくいかないとできないが、研究的には意義のあること。専科の先生はいつもやっていること。やってよけい迷うこともあるだろうが、本時のリアルな検討を事前に経験できることは得難いこと。そのためにも早目に指導案を作成しておかないといけない。ぜひやってみてほしい。

    ・説明文の指導文献から学んで、それを活かしている姿勢がよい。国語の説明文指導でも問題解決的な学習過程を踏んで進めていることは、算数、社会(理科をやるときもあるかもしれない)の授業力にも転化していくだろう。

    ・教材文の全文を一目で見渡せるように、一枚の紙面にまとめる手法は、本校の読解指導の特色として活用の研究を進めたい。本時でも解決思考に役立っていた。

    ・ゆさぶり発問が事前に考えられていて適切に機能していた。内山代表研の講師 長谷豊先生の配付資料(P3)にあったように、それができたのは事前の反応分析が的確であったから。

     

    ※吉次代表研(12月9日)1年1組 国語「本はともだち」(本の紹介)(6/8時間目)

    <教訓>(6/8時間目)本時 講師:渡邊恒雄先生

    ・読む、聞く、話す、書くの各学年目標を、行動目標としてより具体的に明らかにしたい。たとえば、1年の「話す」目標としての「分かりやすく話す」とは、"理由をつけて話す"とすると指導過程や手立ての工夫がより考えやすくなるだろう。

    ・事前アンケート・調査問題は、本単元や本時に関わる実態を把握できる内容にしたい。たとえば、本事例ならば、「人に本を勧めたことがありますか」とか「どうして勧めたいと思ったのですか」「どんなところを勧めれば相手は読んでみたくなると思いますか」など、児童の実態を把握できれば授業構想に大いに資するのではないか。算数でも未習の問題も含んで事前にやらせてみれば、事後と比較できて指導の成果も評価できる。

    ・話し合い指導は、百聞は一見に如かず。DVDで見せるのはよい方法である。繰り返し話し合いをやらせることが身に付けるには大切。同じ相手に繰り返すのではなく、2回目は教師とか、3回目は友達の親とか聞き手を変化させたい。

    ・話すことは原稿を読むことではない。ノー原稿でやってほしい(とくに附属小では)。

     <ノー原稿3つの補足>①原稿は書く ②そのまま記憶してその通り話すことではない ③ノー原稿がむずかしい子どもへの配慮

     

    ※渡辺彩初任研(1月14日)4年1組 理科「溶解」(2/11時間目)

    <教訓>(2/11時間目)本時

    ・自分の考えの理由を1回考えさせることで満足させてはいけない。その理由は、先行知識で応えられるもの。それでは、塾的知識で答えられてしまう。そこで、その理由をさらに「なぜ」と問うことで真の思考を始めさせられる。その次元で話し合うことが知的満足をもたらす授業である。

    ・本時のねらいを獲得させるには、その話し合いの場面での子どものわかり方(まちがえ、つぶやき、疑問などを含む)を活かして考えさせることがポイント。すんなり進んでいくのは暗記理解しているだけのことが多い。納得理解にはなっていない。また、子どもは納得していなくても自ら声はあげないものだ。すんなり進んでいこうとしたら、教師自ら子どもをゆさぶろう。子どもの先行学習による理解はやはり皮相的なのだ。その化けの皮をはがして素直に疑問を口にできる子ども、学級に育てたい。

     

    ※堀井授業研究(1月20日)1年2組 算数「ずをつかってかんがえよう」(7/7時間目)

    <教訓>(7/2時間目)

    ・もっと問題提示の工夫をする。本時のねらいに迫れる提示の工夫を。低学年では始めから文章題を出さず、絵や本物の提示で興味を引き付ける。

    ・問題提示後は、問題のどこが前時までの学習より新しい部分か発見させる。その新部分が本時のねらいを達成する切り口である。新部分を発見させる手立ての工夫に教師のうでが現われる。発見させる手立ての工夫の原理的方法は、前時の問題との比較の視覚化である。

    <教訓>(7/5時間目)

    ・時間確保のために、自力解決中机間巡視で子どもの取り上げたい反応を把握しておき、発表させるのではなく、教師から、みんなの中でこんな考えをしている子がいたということで板書して、すぐそれぞれの考えの検討に入った方がよい場合がある。

    ・前時までの問題を本時の問題と比較のために並べて掲示したのは有効であった。まとめの段階で、本時の新しい部分を前時までと比較してちがいをより明確にする問答が設定できた。導入の段階で、前時とのちがいを明らかにする方がよい場合と、まとめの段階でちがいを明らかにする方がよい場合があることが分かった。

    <教訓>(7/7時間目)本時

    ・事前に授業が正しく見えていたので、教具の準備、提示の細かい配慮が適切に機能していた。

    ・子どもの発表は、教師が敷衍するのではなく、他の子どもにどのように理解したか説明させることが大切。

    ・黒板の前に出て発表するときのやり方を低学年でスタイルを決めて、子どもに身に付けさせていく。

    (低学年の課題とする)

    ・期待する反応(本時のねらいからみて価値のある考え)が子どもからでないときは、教師から出してよい(価値のある反応の出し方はこれも工夫するポイント)。そしてその反応の意味を考えさせたり、よさを見つけたりさせる。授業の質を高めたいから。

    ・本時のまとめは、集中させて教卓の前で印象的に行うこと。

     

    ※鈴木授業研(1月29日)5年2組 理科「物の燃え方」(6/11時間目)

    <教訓>(6/11時間目)本時

    ・2年間、専科として本校の理科課題解決的学習を担当してきて、マドカスタイルという授業はできてきていると感じた。

    ・45分で3回記述場面を設定して、1課題を完了するための細かい配慮が身についている。また、学習のめあてを子ども自ら達成するための手立てもよく考えられていて適切であった。ノート点検、週案での毎日の授業の振り返りと次回の工夫を丹念に綴っていることが力になっている。

    ・実験前の討議の場面で児童をもっと論理的にむきにさせてほしい。記述の時間確保が気になるのであろうが、本時の児童の反応ならもっと討議に熱くさせられる。そうすれば、実験前に課題のねらいが持つ本質に目が向く話し合いになって、実験後の結果の解説は不要になる。気づかせ発問、ゆさぶり発問、

    反論意欲を出させる事実の指摘などを繰り出していきたい。そのためには<自分の考え>の時間をもっと削ってよい。

    ・実験後は科学用語を教えたり、補助解説、認識を深くするつけたし実験にとどめ、結果の解説は極力抑えたい。ただ、本校の中学受験事情、授業者の経験からくるこだわりなど自分が大切にしたいことがあるだろうから改善はバランスを考えてほしい。自分にこだわれ、しかし謙虚にメタ認知。

     

    「研修では力はつかないのだ。研究しなければ」(松山武士前校長先生)この言葉は重い。

    私の考える研究とは

  1. 本人の主体的意欲がもとになっていること。

  2. 自分の課題を研究課題としてつかんでいること。

  3. その研究課題を方法的に解決しようとPDCAを回していること。

  4. 自分の実践を他と比較して相対化、メタ認知化してとらえていること。

  5. 結果を省察して文章化して外部に発信していること。 です。

    とはいってもまずだれでも研修から出発するのでしょう。興味がわく会にどんどん参加して刺激を受けてきてほしいと願っています。文献をいつでも読んでいる教員になってほしいと念じています。

    たいへんだけれど、教師として生きている私たちですから努力していこうではありませんか。



平成272月吉日

新年長・年中対象学校説明会にご参加の皆様

    お礼と平成28年度入学試験のために

   ― アンケートのご感想から・ご質問に答えて ―

 

聖徳大学附属小学校

校長  佐藤 幸雄

 

先日の本校の学校説明会にはご参加いただきまことにありがとうございました。私立小学校受験、また本校の教育に関心を寄せられた皆様方のために、時期的には小学校受験はこれからの準備になると思いまして、受験の意義とか今後の子育てについて、限られた時間のなかではありましたがご参考になればと私の経験をお話しさせていただきました。

Q&Aの時間確保が不十分で、アンケートのご協力もいただきましたのでそのご紹介をしながらご質問にもお答えしたいと思いまとめたものを送付させていただきました。一読いただければ幸いでございます。

 

まず、アンケートの5段階評価ですが、提出14通中

  大変良い...12通 よい...2通 ふつう、わるい、たいへんわるいは無しでした。

※ご提出ありがとうございました。

 

自由記述の部分をお示しいたします。

 

・校長先生のお話がとてもわかりやすかったです。

・本日はありがとうございました。校長先生のお話たいへん参考になりました。今後の娘の子育て、進路についてよく考えたいと思いました。

・有意義な時間をすごさせていただきました。家族の中で真剣に話し合っていきたいと思います。

2年生の音楽の歌がとても上手で感心しました。あいさつがきちんとできていると感心しました。

・会食をとてもおいしくいただきました。

・児童の皆さんと美味しい会食をいただきましてありがとうございました。

・会食時に児童の皆さんとお話ができ、「おもてなし」の気持ちをもっていただいていることに感動しました。日頃の教育の素晴らしい教育の賜物と感じました。

・礼法を幼少期に学ぶことは、たいへん素晴らしいと思います。「本物」を知る人に育てたいです。

・たいへん参考になりました。学校のようす、校風を感じる貴重な経験となりました。

・次回以降も参加させていただきたいと思います。

   ※ありがたいお言葉です。

 

<Q&A>

・平成28年度入試日程は、いつごろ確定されるのでしょうか?

   ※以下のように確定しようと思っております。よろしくお願いいたします。

     6月27日(土)編入試験(27年度1~4年対象・2学期編入)

    10月7日 (水)内部進学入試(附属の幼稚園生対象)

    10月25日(日)専願・Ⅰ期入試(専願は合格後本校への入学を確約する方対象)

    11月21日(土)Ⅱ期入試

     1月16日(土)Ⅲ期入試・編入試験(27年度1~4年対象・28年度編入)

 

・附属の幼稚園が多くありますが、附属の幼稚園からの入学者はどのぐらいですか?

   ※平成27年度入試では25名入学してまいります。26年度は18名でした。

    内部進学者数の定員はありません。定員105名の内、残りの入学者を他から募集します。男女別の定員もありません。

 

・外部受験をして(もし失敗しても)も附属中学に進学できますか?

   ※進学できます。しかし内部進学ではなくなりますので一般受験生と同じ受験となります。一般受験でも附属小学生ということはわかって判定してくれています。内部進学の場合は、他の中学の受験はできませんが試験は面接のみ、入学金は半額になります。女子はだれでも希望で内部進学受験ができます。

 

・スクールバスの料金はどうでしょうか?

   ※実質的にはスクールバスと同じですが、学校のバスではありません。京成バスの臨時バス(聖徳の児童だけが乗るバス)と路線バスで登下校しています。児童の登下校の時間に合わせて運行してもらっています。料金は、通常の子ども料金です。定期券、スイカなども利用できます。

   ※登校時、松戸方面は聖徳大学から(北総線北国分駅にも寄ります)、市川方面は駅前から(市川真間駅にも寄ります)、成田・武蔵野線方面は東松戸駅から発車します。途中バス停からも乗れます。

   ※下校時は小学校前からそれぞれの駅前までいきます。北国分駅でも市川真間駅でも、他のバス停でも下車できます。学年の下校時刻に合わせて発車します。

   ※1,2年の下校のバスには、どの方面にも毎回教員が乗っていき駅のホームまでついていきます。

 

・推薦状とはどんなものでしょうか?

   ※保護者様が本校の教育方針に賛同していること、またお子様(保護者様)が本校に入学するにふさわしいことを、園長先生か幼児塾長先生に保証してもらって、校長宛に本校に入学させるとよいことを勧める文書です。自己推薦ではありません。本校では特別な様式・用紙は決めておりません。

   ※推薦状を出すということは、合格のあかつきには必ず入学するということを本校に約束することになりますからご承知おきください。

   ※しかし、昨年から専願入試を開始しましたので、専願入試を受験する方は推薦状の提出はいりません。受験することが合格後必ず入学するという表明になるからです。

 

・保護者が来校する活動はどの程度ありますか?

   ※平均すれば月に1回ほどでしょうか。公的な行事ではどの場合にも自家用車で来校ができます(親子音楽鑑賞会は聖徳大学での実施ですので車は使えません)。

    現在の全校行事では、以下のとおりです。

      ・4月...授業参観・学級懇談会 

 ・5月...運動会  

      ・6月...望月宿泊校外学習朝の見送り、帰りのお迎え  親子会食会

      ・7月...個人面談

      ・9月...授業参観ウイーク

      ・10月...聖徳祭(バザー、レストランでの1時間ほどのお手伝いもあります)

      ・11月...個人面談

      ・3月...卒業生を送る集会参観・学級懇談会

        他に年3回、親子音楽鑑賞会が平日夕方から聖徳大学であります。

        参観自由として11月の一輪車大会、12月のマラソン大会もあります。

 

・すまいが遠方のため体力面(とくに低学年段階)での心配があります。通学時間が1時間半をこえるお子さんが6名ほどいらっしゃるとありましたが、遠くから通うがゆえに疲れが出て、学校生活に集中できないことなどが見うけられますでしょうか?

    ※近い子よりたいへんなのは事実だと思います。ただ、遠い方は、そのことがわかっているので子どもの生活のリズムをしっかり整えさせてくれています。このことが返って良い影響を与えるようです。集中力と通学時間の多寡は関係ありません。

 

・健康な体づくり、体力づくりのために学校として力を入れていることがあれば教えてください?

    ※一輪車、なわ跳び、長なわ、マラソンに力を入れています。年間にそれぞれ強化期間があり、その後校内大会があります。体育でもカリキュラムに位置づけています。水泳は、屋外プールで6月から行います。夏休みは7月中、1~3年に集中水泳指導を行ないます。

 

・吹奏楽コンクールの賞状がございましたが、音楽活動が盛んなんでしょうか?また、音楽の授業はどのように進みますでしょうか?

    ※聖徳学園は高校・大学に音楽コース、音楽学部がありますので、附属小学校も音楽教育環境は特筆すべきものといってよいでしょう。とくに4年生から吹奏楽クラブに入部することになれば(希望制)、年間の発表機会はきわめて多く、講師の先生、上級学校との関わりなどにも恵まれています。

      授業は1年生から専科制を取り入れています。全校唱歌という季節を通して歌う曲も伝統として生きています。ハーモニカ、リコーダーにも全校で取り組み全校合奏のオリジナル曲もあります。また、5年生は全員和太鼓にチャレンジしますし、6年生の卒業演奏は、クラッシック音楽の小学生合奏として世界のどこへ出してもはずかしくない出来栄えを毎年継承しています。

 

4年生から算数がクラス別になるそうですが、レベル別でしょうか?本人の希望によるのでしょうか?また、受験クラスは別に分かれているのでしょうか?

    ※レベル別です。はじめは希望制ですが、次の学期にはレベルも考えて保護者とも相談して決めていきます。ただ毎時間分かれるのではありません。「コース別

     授業」として国語と算数で週1度レベル別に分かれます。

      受験クラス別授業は行なっていません。授業では思考力・表現力を伸ばすことを最大に考えていますので、多様な考えの交流が不可欠です。そのために学級で行なう授業を大切にしています。

      理科・社会については、6年1学期で教科書学習は終了し、2学期からは、発展研究・中学入試問題に取り組んでいきます。

      これからの入学試験は、大学入試も高校、中学入試も思考力・表現力をみる問題にシフトチェンジしていきます。質の高い課題を学び合い、学んだことを自らの言葉で表現していく授業をふだんから継続していくことがとても重要になります。

 

・中学受験に向けて学校以外での塾などに通って受験対策をすることは必要になるのでしょうか?学校での勉強をしっかりやっていればある程度の力はつくのでしょうか?

    ※もちろんつけます。中学受験のための小学校というのは全国どこにもありませんが、6年間の小学校教育というのは結果として希望の中学入学のためになる学力をつけないことにはいけません。男子は全員、女子も多くの子が外部の中学受験をしますので、その力をつけるようにさまざまな方策でサポートをしています。

      説明会でも少し質問に答える形でお話ししましたが、受験は難関校ではどこもまっとうな小学校の学習だけでは合格できないほど加熱しています。そして難しい問題が出ます。ですからご家庭の進路への考え方をしっかりもっていただいて、受験情報や周りの空気に振り回されない保護者の姿勢がたいへん重要です。お子さんが高学年になったらよく話し合って家族の絆を深めるような中学受験にしていくことがとても大切です。私たちとも親身に話し合っています。

 

・初めて参加させていただきました。綿密なカリキュラムのもと、子どもの可能性を最大限引き出そうという先生方の姿勢を垣間見た印象を持ちました。

 学力の伸びには大小個人差が出て来るかと思いますが、到達度差はどのように縮めますか?

   ※おっしゃる通りです。学力の個人差は発達の一般的特性です。特別なものではありません。しかし、だからといってそのままにしていては学校ではありません。

     授業の中での個別指導・補習・家庭学習・チャレンジタイム(コース別授業)が個々に応じる方策です。

まず個人差を考える前に1年生からしっかりした学習機会を与えていきます。そのため授業以外に家庭学習を大切にしています。生活・学習の基盤の確立がなによりその後の学力の伸びを決めていくからです。

授業では、本校は学び合い学習を大切にしています。自力解決の時間での教師の個別指導、子ども同士の教え合いも取り入れています。

必要な児童は、家庭と連絡をとって放課後、補習もします。低学年・中学年のチャレンジタイム、高学年のコース別授業では基礎基本から発展問題まで取り組むことができます。

毎年の知能テスト、学力テスト、学級満足度アンケートを実施分析して個々の児童の伸びをモニターして改善に生かしています。

 

・通学に電車とバスを使うことになるため、震災の時が心配です。地震が起きた時の対応などお教え願えれば幸いです。

・震災時(3.11)のご対応についてもお伺いしたくお願い申し上げます。

・登下校の際の子どもの安全についての対策を詳しく教えてください。また、他の保護者の方はどのようにしているかもわかる範囲で教えてください。

   ※私立の学校にはどうしてもつきまとうご心配です。本校では、防災倉庫に学校宿泊装備、水、食料などすべて備えています。3.11では50人ほどの児童が教職員といっしょに一晩をすごしました。児童はだれも騒ぐことなく保護者のお迎えを待ちました。翌日夕方最後の子のお迎えが完了しました。

     学校に児童がいるときは、最後までお子様をお迎えがあるまで責任をもってお預かりします。登下校中でのアクシデントの対応については、毎年学級指導で行動の仕方の訓練をしています。

     携帯電話を許可制で所持させています。また、ICタグによる登下校お知らせメールが保護者に届きます。1,2年の下校については、松戸駅、市川駅、秋山駅、東松戸駅まで教員が引率していきます。

     登校時は、大学(松戸駅から大学まで徒歩)・市川駅・東松戸駅で教員がバス指導を行なっています。

台風、大雪などの安全・安心の登下校についても一斉メールを活用して早目の連絡をしています。

1年生については、4月中は、保護者に、下校時、松戸駅・市川駅・北国分駅・秋山駅・東松戸駅までお迎えに来ていただいて下校に慣れるようにしています。登校時も同様です。5月からは、各ご家庭の判断でお願いしています。自家用車の送り迎えもルールを守っていただければできます。

 

・放課後あずかりの料金、利用者数を教えてください。(とくに英語は?)

   ※あずかりは、30分250円です。16時~19時で料金がかかります。おやつを出しています。現在、毎日10人内外の利用があります。土曜日、夏休みなどの長期休業中はやっていません。

     放課後プログラムという木曜日の行事もあります。実験・一輪車・英語・陶芸などを楽しめます。これは16時から1時間500円です。やはりおやつを出します。これは80~100人ほど参加しています。

     英語の放課後プログラムは。授業で指導しているネイティブの教師が教えています。やはり木曜日に、日常会話や本の読み聞かせ、ゲームなどを内容としています。

 

・校内着、体操着の着替えについて、とくに高学年になるとどうしているのでしょうか?

   ※水泳の着替えは、更衣室で行ないますが、ふだんの着替えは、校内着の着替えが1年生の時から毎日、登校時・下校時とあり児童管理のために教室で行なっていきます。その延長で6年生でも体操着も教室で着替えています。子どももそういうものだと思っているのか、分けてほしいという声も出ていませんのでそのままにしています。

 

 

私たちの学校は、質の高い学力形成と和のこころの人格形成を本物の環境・体験を通しての人間教育として展開しています。そのゴールは「日本文化の礼節に支えられた意欲と意味を探究する学力を育て、夢に向かって自分の可能性を伸ばそうと努力する児童を育てること」です。

私たちはお預かりしたお子様に本校の人間教育並びに中学受験学力を培うために全力で取り組むことをお約束いたします。



平成26年度 学校だより 2月号

 

    2つの学校行事を見て考えたこと

         ―たのしみまショーと明和会選挙演説集会― 

 

                                         聖徳大学附属小学校  校長 佐藤 幸雄

 

 書く内容は決まっていたのですが、どんなタイトルにしようかと思案しているうちに、戦後の国際派の文学者で堀田善衛に『インドで考えたこと』(1957 岩波新書)という本があることを思い出しました。今回のタイトルはそれから拝借。当時のベストセラーですが、80年代に小説家の椎名誠が『インドでわしも考えた』(1984 小学館)と戯れましたから、息長く読まれているロングセラーなのでしょう。先年亡くなった小田実『何でも見てやろう』(1961 河出書房新社)とともに私も大学浪人中、夢中になって読んだ本でした。このような散文的な題名は当時のはやりだったのでしょうか。

 本の思い出はこのぐらいにして、では考えるもとになったその2つの学校行事ですが、一つは附属浦安幼稚園の「たのしみまショー」(125日)であり、もう一つは本校の「明和会選挙演説集会」(120日)です。園児の表現発表会では、一人一人の個性は、共通の基盤から生い立ってくるからいきいきと輝いてくるのではないかという考えを述べたいと思います。児童の選挙演説の姿からは、4つのよさがあったのですがその意味することについて考察をしてみたいと考えています。

 

 在校生には附属の幼稚園出身児童も多いので、その年度末発表会「たのしみまショー」のことはご存知のことと思いますがいわゆる学芸会です。先日、附属浦安幼稚園で参観して来ました(浦安幼稚園と成田幼稚園は川並記念講堂ではなく自園の講堂で開かれています)。

 劇の登場人物の一役を何人もの園児が演じていくのは恒例の方式ですが、そこでのおもしろさ、かわいさは無類です。同じ指導を受けて同じ振り付けで同じように体を動かして踊っているのに、なんともその子ならではの表現になっているのです。来賓として一人一人の園児の性格などはわからないのにこれだけ興味津々なのですから、担任の先生や保護者の方々には涙なしには見られない光景ではないでしょうか。

 現代は、一人一人のちがいや個性を手放しで認める風潮が強くなっています。はやり歌にもよく出てきます。私も多様なかけがえのない個人の特徴を大切に思うことは人後に落ちないつもりですが、個性が芽生え生い立つ基盤をしっかり個人の内面に育てることも園児・児童の段階ではとくになおざりにしてはいけないと考えています。子ども本人からみれば、共通な基盤でつながっている安心感があるからこそ自分らしさを自然といきいき発揮できてくるのではないかと思うぐらいです。根なし草でも自分を発揮できる強い特性は子どものものではありません。

 聖徳学園には、和のこころという子どもがつながれる共通基盤があります。ここでの価値観は、どんな個性をもつ人間にも普遍的に大切になる日本のよき伝統的な教えの大系です。本校でも日々の教育活動、晴れの本番を通してこの基盤的価値観を育む体験をさせています。その人間の個性は人によって開花の時期はちがうものの必ず現れてくるものです。私たちは、共通な基盤の上に多様な花を咲かせる小学校でありたいと思います。

 たのしみまショーを見てこんなことを考えました。

 

 毎年1月には、2月の親子一日入学から1年間の児童会活動の代表グループ、明和会運営委員を選挙で選ぶ活動があります。先日、その立候補者演説集会が行われました。気づいた4つのよかったことを集会の最後に私から褒めあげ、全校みんなの財産としてもっともっと高めていこうと話したのでした。

①15人もの多くの立候補者が今年も4,5年生からあったという意味。

この量は、質を表していると考えます。児童会の代表として活動したいという意欲は、まさにまっとうなやる気の表れであります。現代は、児童会活動の先細りや足の引っ張り合いが多いという風潮の中、なんとも心強い風土であります。この風土は下学年が影響を受けます。価値高いものをすなおに求める子ども、その姿にあこがれ応援する子ども達。この学校風土を大切にします。

②演説での礼の仕方、演説前・演説後のきちんとした椅子の座り方の意味

礼法を正規に学んでいる強みというのはこのような場で発揮されるのだということを目の当たりにした誇らしい場面でした。本式な場であると感受したとき、子ども達には礼法スイッチが入るのだと思います。学んでいなければスイッチを入れても、どんな形や挙措をしたらよいのかわからずどぎまぎしてしまうところです。最後まで崩れない辛抱のよさも大いにほめてあげました。その姿を全校の他の児童が見ていたことも意味があることです。聞いていた児童全員に「君たちにもこの礼法が体に備わっているのですよ」と言わずにはいられませんでした。

③演説内容を自分の言葉でつくりあげている意味

主張のことばに借り物のフレーズがないのです。最後の決まり文句「清き一票をよろしくお願いいたします」はいまだに健在ですが、肝心な演説の中身は各自しっかり考え表現しているのが頼もしい。普段から自分の言葉でノートをまとめること、表現力を鍛える課題の意図的出題が効を奏していると考えます。私たちにも、子ども達なりにどのようにこの学校のよさをとらえているのかがわかって指導の振り返りができます。

④立候補者のノー原稿演説の意味

ノー原稿での発表は決まりではないのですが、最近子どものノー原稿発表が増えているのです。それは、まず私たちの校内研究の課題からはじまっています。授業だけではなく公の場でのスピーチ表現力を高めたいからです。チャレンジしたい児童には誕生集会でのスピーチもノー原稿発表でさせています。低学年でもいるのですよ。この意欲は広めたいものです。そして暗記した原稿を空で思い起して話すスピーチから、構成メモで聴衆の様子もうかがいながら話せる高学年に育てていきたいと思うのです。

 演説集会を見てこんなことを考えました。

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