HOME > 学校生活 > 校長室だより

学校生活

  • 施設・設備紹介
  • 教員紹介
  • 登下校対策・安全対策
  • 年間行事
  • 放課後スクール
  • 制服ガイド
  • 校長室だより
  • 教員研修日誌
  • 校内ギャラリー

学校生活

校長室だより

2016年7月の校長室だより

平成287月吉日

内部進学説明会②にご参加の皆様

   お礼と平成29年度入学試験のために

         ― アンケートのご感想から・ご質問に答えて ―

 

聖徳大学附属小学校

校長  佐藤 幸雄

 

過日の内部進学説明会②にはご参加いただきまことにありがとうございました。すでに聖徳学園の一員の皆様が、引き続き小学校にも聖徳教育に関心を持っていただいているので、初等教育段階での聖徳教育を限られた時間のなかではありましたがお話しさせていただきました。

アンケートのご協力もいただきましたのでそのご紹介をいたします。感想には質問も含まれていましたので答えてあります。ご一読いただければ幸いでございます。

これからも多くの説明会や行事を設定しています。どうぞ、皆様お誘いになりましてご来校いただければと存じます。

 

 

まず、アンケートの5段階評価ですが、提出7通中

  大変良い...3通 よい...2通 ふつう...1通、無記入...1通、わるい、たいへんわるいは無しでした。

※ご提出ありがとうございました。

 

自由記述の部分をお示しいたします。

 

<ご感想>

・園長先生、校長先生のお話、より人格形成を重視されていてとても素晴しいと思いました。授業見学の時間がもう少し長いとよかったと思います。給食、とてもおいしかったです。

・学園長先生や校長先生の熱のこもったお話がとても良かったです。授業見学では、生徒の元気で輝いた顔が見られて良かったです。

・子供も楽しく過ごせたようです。ありがとうございました。

・施設が良い。

 

Q:附属幼稚園出身者と外部出身者の間に、小学校に於いて学力に差が出るでしょうか?

     A:それはありません。学力の差は、児童本人の毎時間の授業での取り組み方、宿題を中心とした家庭学習での継続的努力の差が、            いわゆる学習成果の差を生みだします。それを支えるのは、ご家庭でのしつけ、小学校に入学するまでに形付けられた児童の性格、小学校教員の指導力です。心理的には、児童本人に不安・不満のないように環境を整えてあげることが、学習に気持ちを向けさせるのに大きな力となります。

 

Q:長期休業中のプログラム(13年)を知りたいです?

     A:夏休みが721日から始まりますが、13年は、7月中に本校のプールでの水泳指導を行なっています。午前中のみです。自由参加となります。最終日はスイカ割り大会です。それ以外には行なっていません。冬休み、春休みはプログラムはありません。5年生は春休みに(321日頃から45日)行事としてシンガポール修学旅行に行きます。

 

 

私たちの学校は、質の高い学力形成と和のこころの人格形成を本物の環境・体験を通しての人間教育として展開しています。そのゴールは「日本文化の礼節に支えられた意欲と意味を探究する学力を育て、夢に向かって自分の可能性を伸ばそうと努力する児童を育てること」です。

私たちはお預かりしたお子様に本校の人間教育並びに中学受験学力を培うために全力で取り組むことをお約束いたします。

教職員一同、ご出願をお待ちしております。

 



平成28年度 学校だより 7月号

 

  「会食」という言葉に込めた願い

    ―創立30周年:附属小の教育を振り返る③― 

 

聖徳大学附属小学校

 校長  佐藤 幸雄

 

 振り返りも3回目になりますが、そのたびごとにこの小学校を創設した故川並弘昭先生のビジョンと設計の見事さにうなっていますが、今も全く古びていないどころか、ますますその教育的重要性が増している「会食」という発想とシステムを次に取り上げたいと思います。

 

 いまでも公立では「給食」という言葉が普通に使われています。また最近では「食育」という用語も浸透してきています。弘昭先生は、給食という言い方にある食べさせればよい、という言外の意味に反旗を翻して「会食」という画期的な言葉を学校に導き入れました。そこにはもちろん食育が声高に叫ばれるずっと以前から食育としての考え方もふくまれていたのはもちろんです(食育という語感にあるあられもない直接的な言い方が私は好きではありません。それに反して会食という響きのなんという典雅さ、品のある言い方でしょう)。

 

 以前、関東地区の私立小学校の校長会で質問をしたことがありました。各学校では、昼食を食べる児童の食物アレルギーにどのような対処をしているか聞いてみたかったからです。しかし驚いたことに、ほとんどの学校がお弁当持参だという反応だったのです。お弁当なら学校側のアレルギー対応は必要ありません。自分の認識不足に恐縮した次第ですが、逆に本校の会食制度の希少価値に気づかせてもらいました。一週間毎日、土曜日も含めて食事を提供しているということはすごいことなんだと。

 

 そんな経験をしたので小学校受験本の学校紹介号を調べてみました。東京都は51校、神奈川県は24校、埼玉・千葉・茨城は14校の合計89校の私立小学校が掲載されていました。給食のことも出ています。その結果はなんと一週間土曜日も含めて6日間の完全給食の小学校は、89校中のわずか4校だけでした。その内埼玉・千葉が3校(本校、暁星国際、開智)、東京は川村のみで神奈川は無しでした。土曜日休みの学校が多いですので5回/5日の学校はけっこうありました(1689校)。したがって授業日に給食が必ずある学校は、関東地域では、20校ということになります。22%の割合。まだまだ私学では、お弁当の昼食が大勢を占めているのでしょうか。

 

 お母さんとかお家の方の毎日の手作り弁当ということに価値を認めている学校もありますので、保護者の負担を軽減するということだけであれば、お弁当も給食も一長一短があるでしょう。しかし、本校の会食は、完全提供というだけではないのはご存知の通りです。日本人としての和食中心メニュー、有田焼の食器の使用。主菜も温カートのおかげで温かく提供できるようになりました。おかわりもかなり改善されてきたと思います。そしてなによりの特色の縦割りの異年齢グループでの毎日の食事。昼食の時間に子ども達に経験してもらいたい行動が「食堂(じきどう)」という柱のない見通しのよい特大スペースの施設によって保障されているのです。これによって給食という場を心を育てる教育の場に明確に位置づけることができました。

 

 その日々の会食を通しての教育活動を30年前から営々と継続してきました。6年生の「班長の心」は、本校の伝統、文化、風土となって子ども達を育てていると思います。

「会食」というネーミングに込められた小学校創設者の願いは、これからもこの学校に受け継がれていくことでしょう。

 

(細部ではいろいろ改善されてきているのですよ。リクエスト献立、バック音楽を流すこと、シンガポール修学旅行のためのビュッフェ会食、栄養士さんの食材の話、おかわりを多くできるようにしたこと、温かくいただくための「いただきます」の後からの盛り付け、温カート2台の導入、始業式の日にも会食を出すようにしたこと、食事のフォーマナーズを身に付けること、そしていま取り組んでいるのがこれだけの意味ある会食なので少しでも卒業までに好き嫌いを減らし出されたものを食べきれるようにすること。毎年春休みに大学、厨房、本校教職員と集まって会食反省会を開き次年度の改善策を話し合っています)

 

 最後に余禄として、会食や明和班につながるうれしい出来事が最近ありましたのでお伝えしたく思います。卒業生同士が結婚することになってその報告に学校まで来てくれたのですが、その二人は、5年生のときに同じ明和班であったというのです(同級生で私が担任でした)。その証拠に全校遠足での明和班ごとの集合写真も見せてくれましたし、食堂での写真も女の子がもってきてくれたのでした。もちろんその時は、将来人生の伴侶として選ぶ人であったとは思っていなかったと言っていましたが、その縁に二人はまんざらではないようでした。二人ともまさか14年後に結婚するとは露とは思わず1年間いっしょのテーブルで会食をしていたなんて素敵な思い出でしょうね。これからは明和班ではなく夫婦として家族として一つのテーブルで食事を伴にしていくのですね。幸せになってもらいたいものです。





校長室だよりのトップページ