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校長室だより

「人は人に支えられて生きている」

校長  三須 吉隆

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私たちの附属小学校がある松戸市の人口は、約48万人(平成25年10月1日現在)です。対して国全体の人口が、何と約35万人の北欧の島国「アイスランド」。現在開催されているサッカー・ワールドカップ ロシア大会に奇跡の初出場を果たし、好試合を見せてくれた国です。初出場を成し遂げた代表選手の皆さんもさることながら、私が魅了されたのはフィールドの選手と一体となって、力強くかつ魂をこめて圧巻の応援を繰り広げたサポーターの方々の姿でした。同じように、興味関心をもたれた方も多いのではないでしょうか。

選手はサポーターを愛し、純粋にアイスランドの誇りをもって全身全霊で戦う。サポーターは代表選手を愛し支える。その結束力の結晶が、あの世界中が注目した応援の光景なのだと強く感じました。自分たちの国の代表選手に対する愛情は、試合会場・ロシアのスタジアムにとどまることなく、アイスランドの国全体に溢れました。ワールドカップ初戦の国内でのテレビ視聴率は、99.6%であったそうです。国中がテレビの前でスタジアムに合わせてあのクラップをしていたのでは、という話にも納得できてしまうほど、驚異的な数字です。

「人は人に支えられて生きている」代表選手もどれだけ心強かったことでしょう。

さて、ではこの人口が日本の一つの「市」に届かない「国」が、サッカー・ワールドカップという大変な大会に初出場を果たせたのはなぜなのか、知りたがりの私の興味は、代表選手に向きました。やはり予想通り、今回の代表チームには、同世代に、若い頃から実力のある優秀な選手がそろっていたとのことです。そこによき指導者に恵まれたこともこの奇跡を生んだ一因であると分析されていました。

そして、予想以上だったのは、次にお示しする、アイスランド大学の興味深い研究成果です。この研究は、アイスランドのチームスポーツを対象として行われました。そこで明らかになったアイスランドの特性・強さの秘密だそうです。チームスポーツの代表チームの、国際試合に関する膨大なデータを分析した結果、ある数値だけが突出していたそうです。その数値とは、『試合中に得点獲得などをチーム全員で喜び合った回数』です。ある国際大会で銀メダルを獲得した際の、決勝までに喜び合った回数は何と約300回。対戦国の回数との差は歴然であったそうです。仲間同士で励まし合い、サポーターをも巻き込んで支え合う結束力の強さが、勝利に繋がっていたといえます。この国の素晴らしい文化ともいえるものです。大いによさを学び取り、子どもたちと共に、学校生活にも生かしていきたいと感じました。

このような側面が研究により明らかになると、また明日から自信をもって子どもたちを激励する心が高まります。やはり「人は人に支えられて生きている」と実感いたします。



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