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英語版(初版本) (15.5×10.5cm)
チェンバレン訳 1887(明治20)年9月28日発行 |
たわらのとうた
俵藤太
大きな百足(むかで)を退治した俵藤太とは藤原秀郷(ふじわらのひでさと)の事で、朱雀(すざく)天皇(923-952)の時代の実在の人物です。
この物語は明治期の我が国の近代的国語研究の開拓者となったバジル・ホール・チェンバレン(Basil Hall Chamberlain:1850-1935)が英訳しました。この他に「八頭の大蛇」、「海月」、「浦島太郎」などがチェンバレンによる作品です。チェンバレンは、「古事記」の英訳(1883)なども行い、北海道、琉球(沖縄)をはじめ、伊豆半島、箱根、松江、鹿児島など各地をくまなく歩いたことでも知られています。外国人旅行者のために「日本旅行案内」も発行しています。 |