とうきょうすくわくプログラム①~砂を固めよう~
東京都による幼児教育の充実を図る事業「とうきょ
うすくわくプログラム」に三田幼稚園も参加し、今
年度から5年に渡り、幼児の探究活動の研究に取り
組みます。
テーマは「物の性質と仕組みの理解」とし、砂遊び
と積み木を通して、様々な問いから、発見や工夫を
深めていきたと思います。
早速、夏休みの終わりに、大量の砂が届きました。
保育室から砂山を見つけると、「なにあれ?」「大き
な山がある」と大きな反応が見られました。
砂山を皆で囲んで「これどうする?」「山の上から
川を流そう」「人が通るトンネル作ろうよ」と、や
りたいことが飛び交います。
砂がさらさらで思ったように形にならないと、「水
で砂を湿らさないとだよ」と「バケツに入れて持
ってきて」とバケツリレーが始まりました。バケ
ツの水を砂にかけると、一瞬で水が吸収される様
子に「水はどこに行くんだろう」「砂に消えちゃう
んだよ」「砂の中に行くんだよ」と想像を膨らませ
ていました。
バケツでは水が追いつかないことに気づくと「パイ
プで水を流してみよう」とパイプの水路作りが始ま
りました。パイプに高低をつけるために、土台を何
にするか考え、砂に水を流すことに大成功!
「パイプは山の下に入れたら、砂と水が混ざるんじ
ゃない?」「そうだよ、砂の中を水いっぱいにしよう
」「そうしたら山が崩れるよ」いろいろな考えが生ま
れます。
みんなが乗っても壊れない固い山を目指して、バケ
ツとパイプからの水を山に乗って混ぜる子どもたち。
子どもたちが目指す、丁度いい砂は今後どのように
誕生し、どんな遊びや発見があるのか楽しみです。