寒い雨の日の中、地震から津波が起きた

想定の防災訓練を行いました。また、今

回は「合同防災」ということで同じ建物

にある専門学校の先生や学生と共に、

津波が来た際には専門学校の高い階に

逃げる避難の仕方を知るためや、教職員

の意識の共有を図る目的で行いました。

 

より本当の地震が起こった時を想定して

訓練ができるようにという目的のもと、

今日はいつもの訓練と違い、サイレンを

鳴らさずに「地震の音」が放送で流れま

した。

本当に揺れているような騒音が流れ、

子ども達の顔つきも真剣そのものに変わ

りました。この音を聞いて子どもたちは

「これ地震の音？」と言い、自ら頭を

守ろうとする姿も見られ、今までの訓練

の積み重ねが活きてきていました。防災

帽子もかなりスムーズに被れるようにな

ってきていました。

ベランダに避難した後、津波の危険性が

あると放送が入りました。もっと高い

場所へ避難しなくてはいけません。全園

児、専門学校の６階へ避難しました。

桜組さんは、学生のお姉さんたちと一緒

に６階まで避難し、不安げな子どもたち

も安心しているようでした。

 

６階に集まったら、全員いるか確認して

司会の先生からつい昨日もあった地震に

ついてと、津波ってどんなものだろうと

お話いただきました。津波は海が塊にな

ってみんなのところに押し寄せるもので

あるということや、しかも飛行機ほどの

速さで来るということがわかりました。

子どもたちからは「え！そうなんだ」と

言う声があがりました。

また、本日は怪我人がいる想定だったた

め、代表の子どもに怪我人役をしてもら

いどのように手当てをするのか、どんな

道具を使うのか覚えました。二人のお友

達、どんな症状かとっても上手にお話し

てくれました！

 

 

園長先生や専門学校の校長先生からは、

大きな音がしたのに泣いているお友達は

おらず、先生の話を聞いて避難すること

ができていました。とほめていただきま

した。また、「おかしもちぽ」のお約束

の確認もしてばっちり答えることができ

ました。

 

今回訓練した地震、津波や火災などは

いつ起こるかわかりません。そのために

毎回訓練し、積み重ねていくことで子ど

もたちも自分の身の守り方がわかってき

ている様子が見られます。ご家庭でも、

どんなことをしたのかなど防災について

の話をする機会をもっていただけたらと

思います。