完全給食
東京では数少ない

専任栄養士が、献立から調理まで
栄養と健康を考えて、いつもにこにこ元気な子ども。
幼稚園では幼児の発育を助長する栄養と健康の両面を考え、本園独自で創意工夫を凝らした、完全給食制(水・土曜日を除く)を行っています。給食は、聖徳大学人間栄養学部の人間栄養学科教授陣の直接指導により、専任の栄養士のもとで幼児に適切な献立をと協議し、計画にしたがってバラエティに富む理想的なメニューを作ります。
もちろん調理も自園でおこない、衛生面にも細心の注意をはらい、喜んで喫食できるよう配膳しますので、園児は楽しく食事をし、偏食の矯正、食事マナー等、大きな成果をあげています。

栄養と健康を考えた献立。
子どもたちの成長を第一に考え、栄養士が栄養のバランスの良い献立を考えています。もちろんおいしく食べやすい工夫もしています!


安心・安全な食事の提供
見た目の彩りや素材の味が活かせるよう「うす味」にし、なおかつ子ども達が楽しんで給食を食べられるように心がけています。
食育について
本園の給食における目標
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- 偏食の矯正
- 食前、食後を通じての生活習慣の確立
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- 栄養上の欠陥の是正
- 味覚の発達の促進
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- 各年齢および発育状況によりけじめをつけて食べる
- 3歳児・・・食事に興味を持たせ、給食に慣れる
- 4歳児・・・給食及び箸に慣れる
- 5歳児・・・時間内に食べられるようにする(前半30分/後半20分)
幼児期の食生活について
幼児期は乳児期と異なって精神の発育が活発になり、同時に食べ物の好き嫌いがはっきりし、日々の運動量や気分によって食欲のむらが出てくるようになります。この時期に栄養が不足すると、発育は著しく妨げられ、しかも遅れを取り戻すのにかなりの日時を要するので充分な栄養摂取が必要です。更に食品の種類、 調理法や盛り付け、また、この時期の食生活は大人の食事形態に順応させながら、食事を通して、躾をしっかり身につけさせることが必要です。

給食の目的
幼児期から様々なものを食べるという体験を通して、食べ物の大切さや体にいい食事はどんなものかがわかり、食べられるように指導しています。給食が単に栄養補給のためのものだったり、お弁当の代わりであったりするのではなく心身ともに健全な子どもの成長を願う保育の一環と考え、給食を通して栄養的な食事内容を理解し身につけることを目的としています。
お箸の持ち方
- (1)箸頭より1/3のところをもちます。
- (2)下の箸は軽く曲げた薬指の爪の横にあて、親指と人差し指の間に挟みます。
- (3)上の箸は中指、人差し指、親指の3本でもちます(上の箸は鉛筆の持ち方と同様です)。
- (4)中指、人差し指、親指で上の先を開いたり閉じたりし、下の箸は動かさないようにします。
箸の先を動かすことにより、はさむ・よせる・はこぶ・・・など、いろいろに使えます。
幼児期に身に付けたい食事マナー
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食事やおやつの前に手をよく洗い、食後はうがい・歯磨きをしましょう!
●用便の後および食事やおやつの前には手のひら、指先、指の間を石けんをつけてゴシゴシ洗いましょう。洗い終わったらきれいなタオルでよくふきとりましょう。
●むし歯予防の為に、食事の後はうがいや歯みがきの習慣をつけましょう。
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「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをしましょう!
●食べ物を大切にすることについての話をしましょう。
●食事やおやつの前後に必ずていねいに「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつを家族そろってしましょう。
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食事はよくかんでたべましょう!
●大切なことは食べる速さではなく、そしゃくが十分であるかどうかです。
●食べ方が速いとそしゃくが不十分で消化管に余分な負担をかけることが多いのでゆっくりとかんで食べる習慣をつけましょう。
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好き嫌いなくたべましょう!
好き嫌いをいわないで何でも食べるようにしましょう。
●まわりの人がおいしく食べてみせましょう。ただし、無理じいはしないようにしましょう。
1日30品目を目標に!!
健康を維持するためには、栄養をバランスよく摂ることが基本とされていました。そのためには、一定の食品に偏らず、できるだけ多くの食品をまんべんなく食べることが大切と考え、30品目となったのです。
現在の新しい食生活指針では、『1日30品目を目標に』というのは掲げられていませんが、バランスの良い食事をとるために、幼稚園給食ではそのうちの15品目を取り入れられるように献立を考えています。
3つの食品分類
食品カードを使い、給食で使われている食材や働きを知るようにしています。