「先生、ありさんが・・・」
朝から夏のように暑い1日でした。
あれあれ?暑いから?誰もいないのでしょうか?
いえいえ、日陰にたくさんいました。子ども達も涼しい場所を感じとって遊んでいるように思います。
しかし暑さにも負けず、子どもたちはあちこちで楽しそうな声をあげて遊んでいます。
やはり砂場で水を使い、どこんこ遊びが人気かな?と思ってみると、砂場近くで「きゃぁ」「なに?」と言う声が!何かあったのかな?
たくさんの子どもたちが集まっていますね。なんでしょう?
「先生!見てみて!」と言われたので、覗いてみると・・・
何匹ものありが大きな青虫をえっちらおっちらと運んでいました。
「なんで運んでいるの?」という桜組(年少組)に「餌にするんだよ」「みんなでお家まで運んで行くんだよ」と自分の知っていることを次から次へと競いあいながら教えてあげていたお兄さん、お姉さんの梅組(年中組)と松組(年長組)達
頭を突き合わせ、みんなで観察をしていると
「あっ動いた!」青虫は生きていたようです。
生きたままありに連れて行かれる青虫を見て、「なんだかかわいそうだね」ある男の子がつぶやきました。
「そうだね」「でも、仕方ないんだよね」「僕たちもさ、にわとり(の肉)食べるもんね」「魚もだよね」と松組や梅組の子どもたちが話していました。
なんとなくですが、食物連鎖が分かっているようです。
しばらくすると、ありと青虫はいなくなっていました。
「きっとありさんが(青虫を)お家まで連れていけたんだね」と嬉しそうな子どもたちでした。
大人が見過ごすことも子ども達にとっては大事件なことがたくさんあふれていますね。