どんな模様が出るかな?
松組では粘土板についている少しへこんだ絵に紙を当てて、クーピーでなでるように擦ると紙に模様が浮き出る「こすりだし」をしました。
模様が出てくる様子に大喜びだった子ども達は、「他には何か出来ないかな?」「お金でやったことがあるよ」「葉っぱでやったことがある」と話していました。
その後、園内で「こすり出し」ができる場所を探して歩きまわりました。
「ここ(掃除用具箱の取っ手)はどうかな?」「あんまり写らないね」
「床はどうかな?」「ううん、だめだね」
「ここ(保育室のドアの溝)はできそう」「長い模様になった」
「ここ(壁面)は絶対できるよ」「やっぱりね」
と成功と失敗を繰り返して、子ども達はだんだん模様が写る場所が分かってきたようです。
園庭の溝や水道、保育室の壁、CDデッキのスピーカー、各自で持っているのりのケース、紙皿、各学年のブロックなど、いろいろなものを写しては、「見て見て」「こんな模様が出た」と喜んで見せ合っていました。
帰る時間になっても「写るか気になるところがあるんだ」「お家にも写るものあるかな?」「また明日続きしよう」と全く飽きる様子のない子ども達。
「こすり出し」の楽しさを十分に味わえているようです。