曇り空ではありましたが、松組（年長組）が高尾山へ遠足に行きました。

先生や友達と一緒に乗る京王線は嬉しいようで、窓に顔をつけながら「あ！京王線洗ってるよ」「ほんとだ」と話したり、「この電車はどっちに進むでしょうか？」と問題を出し合いながら高尾山口まで行きました。

高尾山口からはケーブルカーに乗りましたが、「わあケーブルカーが斜めになっているよ」「窓まで斜めだ」など興味津々の様子でした。

高尾山駅からはいよいよ歩き始めました。多くの登山客の方、小学校や保育園などの遠足の人たちも大勢いるなか、山頂目指して歩きました。すれ違う方々に「こんにちわ」と挨拶をすると「元気だね」「こんにちわ」「頑張ってね」など返事を返してもらい、子ども達も嬉しそうにしていました。

　　たこ杉を見て「ほんとにたこの足みたいになっているね」「すごいくねくね曲がっているね」と興味津々な子ども達。

　　天狗の腰掛杉では大きな声で「天狗さーん！」と呼び掛けています。でも返事が返ってこなくて子ども達はちょっぴりがっがりしていました。

帰り道ではちゃんと聞こえたようです。

　　　「急な階段や坂道はちょっと辛いな」「もうお腹すいたな」「あと少しだよ」と声をかけ合い励まし合ってました。

　　「なんだかたこ杉みたいに伸びているね」「足みたいで動きそう」と木の根の張り方にも関心があるようです。

　山頂は肌寒かったのですが、お母様方が作ってくださったお弁当を開けた瞬間、寒さも吹き飛ばすくらいの笑顔を見せていました。

　　山頂のもみじは少しずつ赤く色づき始めていました。「１本の木が赤や緑、ちょっと黄色のもみじになるの不思議じゃない？」「なんでだろう？」「高尾山だからなんじゃない？」と友達に問いかけ一緒に考えこんで自分達なりに答えを見つけようとしていました。

　　山頂から大きな声で「ヤッホー」と叫んでみたり、「あっちにも山が見えるね」と普段見る景色とは違う景色に気づいている子ども達でした。

　お母様の作ってくれたお弁当を食べた後は元気百倍！パワーが充電されたようです

　　「わあ、前からケーブルカーが来た」「ぶつかる」「右に行くのかな？それとも左かな？」と話しながら、ケーブルカー同士がすれ違う様子を見ていました。

帰りのケーブルカーでは一番前に乗る事が出来た子ども達は「わあ、凄い坂だね」「ジェットコースターみたいだね」「ケーブルカーはタイヤもあるんだね」と日本一の急こう配のケーブルカーに乗り大興奮。

幼稚園では見ることができない草木を見たり、自分が感じたことを友達にも伝えあっていたりと、とても楽しい一日を過ごすことができました。帰りの電車の中では「楽しかったな、高尾山」「次はみんなで来ようかな」と言う声も聞かれました。いろいろな事に興味をもち、不思議に思う気持ちも育ってきている松組です。今日の経験、この気持ちを今後も深められるようにしていこうと思います。