久しぶりに園庭にでてみると……. 〈夏休みのわくわくランド(預かり保育)〉
子ども達が誰もいない園庭は寂しそうです。
子ども達よりひとあし先に園庭へ出て見ると
地面にこんなにたくさんの穴が!夜せみが地下から地上へ出てきたあとですね。
園庭の下ではせみが数年間ずっと地上へ出るまで育っていたのでしょう。上をみあげると
桜の葉の裏にはたくさんのせみの抜け殻が。
ここ数日、暑い日が続き、また昨日は大雨でわくわくランド(預かり保育)の子ども達も外へ出て遊ぶことができませんでしたが、今日はちょっぴり涼しいので、午前中のおやつを頂いた後、しっかり虫よけもしてもらい、レッツゴー!
さっそく虫取り網とかごを持って虫探しが始まりました
「先生、せみどこにいるの?」「見つけたよ!」「違うよ、それはせみの抜け殻だよ」
ちょっとだけ園庭からでて、園舎の周りの空地へ。
「なんかいるかな?」「葉っぱが足にくっついてくすぐったいよ」
「あっ!!なんか跳んだ」「どこ?どこ?」「網、網」「はやく!」
「捕まえた!!」「先生、捕まえたよ」「じゃあかごに入れようか」と声をかけると「怖くてつかめないよ」という返事が…..昆虫に興味はあるけど、触ることができないようでした。(結局先生が捕まえて籠のなかへ)
生きている昆虫は捕まえられないけど、せみの抜け殻は触れるかな?ちょっと怖いけど、勇気を出して、おそるおそる手をのばして“えいっ”
「先生、捕まえられたよ」
「ぼくもやってみようかな」“えいっ”「捕まえられたよ」と嬉しそうです。
せみを数匹、いろいろな種類、大きさのバッタを捕まえた後は、かわいそうなので逃がしてあげることにしましたよ。
かごからなかなか出てこないね。
「バッタって面白い顔しているんだよ」と差し出されると「ほんとだ」と近寄ってきました(しかし心の中はドキドキで緊張気味)
「先生、動かない?」「大丈夫?」「触ってみたら?」「こわい」と言いつつも、目はしっかしバッタやせみへ
ちょっと緊張しながらせみを持ってみました。(笑顔はないですね。。。)
「これなら触れそう」と手を差し出して
隣の女の子も心配そうですね。
「先生もてたよ」とこの笑顔
「私も持てたよ」と嬉しそうですね。
友達の姿を見て、“やってみようかな”という気持ちが芽生え、ちょっぴり勇気を出して手を伸ばしたことでできなかったことができるようになりました。
子ども同士の影響力はすごいなあと感じつつ、“できるかな?無理かな?でもやりたいな” そして “できた” “やったあ”という気持ちをたくさん感じて
あじわってほしいなあ、大きくなってほしいですね。
~お・ま・け~
こんな時間に?
せみが羽化している途中でした。先生も子どもも初めて見るせみの羽化。思わずパチリ。