土曜日の幼稚園
土曜日もみんな元気に登園してきています。
園庭に出ると、中当てをしている梅組(年中組)が困っていました。
「どうしたの?」と尋ねると、「ボール1つがいいんだけど、今3つもあって嫌なんだ」と言ってきました。「じゃあ友だちに相談してみたら?」と声をかけると友だちに一生懸命説明し話し合っていました。
相談した結果「僕も1つがいい」「1つでいいよ」と言ってくれたようです。
解決したかと思いましたが、今度はどのボールを使うかを話し始めました。
「みんなにどのボールがいいか聞いてみる」「じゃんけんすればいい」などいろいろな意見が出ましたが、結局「いまボールを持っている3人がじゃんけんをして、勝った人のボールを使う」ことに決まりました。自分の考えを伝えるだけでなく、友だちの考えも受け入れられるようになったと成長を感じられました。
無事ボールも決まり、中当てが始まりました。
始まるまでに時間がかかりましたが、みんなで考えたり、話し合って決めたことで全員が楽しく遊べていました。
さてプレイジムの上では、松組(年長組)が小さくなっていました。かくれんぼをしています。
そこに通りかかった桜組(年少組)が「どうしたの?」と話しかけていました。
鬼に見つからないように隠れている松組は「見つかっちゃうから静かにして」「話してると(鬼に)分かっちゃう」と大慌て。
そんなことは知らない桜組は「ねぇ何してるの?」と何度も聞きます。
「かくれんぼしてるんだ」「鬼に見つかっちゃうから内緒にしてね」というと、「僕もやる」と隠れ始めました。
何をしているかはあまり分かっていないようでしたが、とにかくみんなで隠れるということが楽しかったようです。
片付けでは松組が進んで洗い、梅組や桜組に「これ持っていってね」「(片付ける)場所わかる?」「2つ持てる?」と声をかけながら渡していました。
昨日の「お兄さんお姉さんと遊びましょう」で来年度入園する子どもたちと触れ合い、ますますお兄さん・お姉さんという自覚が出てきたようです。声掛けも相手のことを考えてしていました。
園庭あそびは体を動かして遊ぶだけではなく、異年齢での交流場所にもなっています。