【終了】言語文化研究所講演会「百人一首の本文はこうしてできた ―持統歌・赤人歌を中心に―」
タイトル |
言語文化研究所主催公開講演会 「百人一首の本文はこうしてできた -持統歌・赤人歌を中心に-」 |
|
---|---|---|
日時・場所 |
平成26年10月25日(土)13:00~14:30 聖徳大学生涯学習社会貢献センター(聖徳大学10号館)14階 ※事前申込不要・参加費無料 |
|
内容 |
百人一首は、藤原定家(1162~1241)が勅撰八代集を主な資料として、古今の著名な歌人を百人選び、それぞれ一首ずつ抄出して編纂した詞華集です。定家は新古今集撰者の一員として、また和歌の達人として、後世絶大な尊崇を集めましたので、百人一首は聖典視され、数多くの写本が現在まで伝わっています。 ところで、2番持統天皇歌・4番山辺赤人歌を見ますと、それらは、万葉集にある原歌と本文がかなり異なっていることに気づきます。これは、百人一首が万葉集から直接採り入れたのではなく、新古今集に入った両歌を百人一首が採り込んだために起こった現象なのですが、なぜこうした違いが生じたのか、万葉原歌の訓みの難解なこと、新古今撰者たちの万葉歌受容のあり方、この両面から考察し、併せて、万葉集と百人一首との味わいの違いについても明らかにしてゆきたいと思います。 |
|
講師 |
新藤 恊三 (聖徳大学文学部文学科 教授) |
|
チラシ | チラシのPDFファイルはこちら |