松戸学官連携推進事業「聖徳大学”食”に関する講演会(聖徳祭1日目)」イベント開催レポート

起業した管理栄養士が考える、経営とフードスペシャリストの意義
~美味しい!続けられる健康的な食事とは~

 聖徳大学人間栄養学部人間栄養学科主催 松戸学官連携推進事業「聖徳大学”食”に関する講演会」を、平成30年11月17日(土)、18日(日)に開催いたしました。

 1日目は、聖徳大学の卒業生でもある「管理栄養士のビストロEIZEN」副代表 高野翠先生をお招きし、管理栄養士、フードスペシャリスト、経営者としてのご自身の体験をもとに「“美味しい”と感じられる健康的な食事」についてご講演いただきました。

 今回は、開催レポートとして、講演の様子を少しご紹介いたします。

あなたにとっての”食”とは?

 高野先生は大学卒業後に病院で管理栄養士として『食』に関わることにより、個人個人にあったおいしい食事を提供することが需要な役割だと実感し、起業・飲食店出店を決意してから、3年間かけて減塩食をおいしくする研究をされたそうです。

 飲食店経営における最重要事項として、①栄養面と美味しさの追求、②新調理技術を用いた独自に開発した技術、③コスト管理によりフードロスゼロを実行したことを挙げられていました。それらを実行するにあたり、フードスペシャリストの知識は欠かせず、非常に役に立ったとのことでした。

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 また、参加者に向け、以下の項目について日常的な健康管理の提案してくださいました。

 1.長期保存ができる総菜の冷凍食品の製造。

 2.ヘルシーな食事がすぐ食べられるお弁当作り。

 3.食材の選び方

 4.糖質制限食

 5.自宅でできる減塩料理に関して

 最後に、健康な社会をつくる、そしてヘルシーな食事をつくるために、管理栄養士として経営者として妥協せず今後も研究、努力されるとの展望をお話しして講演会は終了しました。

 質疑応答では、一般の方から、学生から、多くの質問が寄せられ、ヘルシーな食事ができる飲食店が増えること、身近になることを希望する声が上がっていました。

 ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。

 今後も聖徳大学・聖徳大学短期大学部では、さまざまな講演会を開催する予定です。どうぞご期待ください。

公益社団法人 日本フードスペシャリスト協会

本講演は、食に関する一般向け啓発事業として公益財団法人日本フードスペシャリスト協会の助成を受け実施いたしました。