セイトク日記

2017/03/11

「厳しい」中に隠れている優しさ

こんにちは

学生サポートセンターの仲野です

3月ももう半ば。
早いですよね~

三田のセイトクは先週
第73回卒業証書授与式を挙行いたしました。

卒業式から一週間がたちました。
今年は涙涙の卒業式、謝恩会だったんです。

結構あっさり卒業していく学年もあるんですけどね(笑)

今年の子たちは感情が豊かというか
泣き虫というか(笑)

謝恩会の様子を動画に撮っていたので
編集作業をしていたのですが、
(うまく編集できたらまたセイトク日記にUPしますね!)
もう、笑っちゃうくらい泣いていて(笑)

この一週間は、動画を見ながら
卒業していった子たちの事を思い出して
ふと、さみしさを感じてしまったりしています。

そんな卒業式の数日前
卒業が決まり、あとは卒業式を待つのみの学生が
仕事場の幼稚園から仕事を終え
わざわざ学校に来ました。

2部生のその子は
サポートセンター全員に
学校生活で一緒に撮った写真をまとめた
カードを作って持って来てくれたんです!

そこにはお手紙が添えてありました。

学生からのお手紙

ありがと~☆彡
3年間、本当にいろいろあったな~
あんなこともあったよね~、
うん、こんなことも・・・
うんうん、懐かしい・・・。

あ、文中の
「時には厳しく」

学生のみんなは
この厳しさに腹が立つことがあった人もいるかもしれませんね(^▽^;)

うん、私たち教職員も、
学生のみんなが言う事、する事
なんでもやってあげて、なんでも聞いてあげて
なんでも許してあげて
できれば楽しいことばかりして
みんなに好かれることだけしてあげて
ただただ楽しく過ごしたいと思っているんです。
(学校の評判も良くなりそうだし♪)

でも、そんなことしたら、
社会に出て苦労をするのは
学生たちなんです。

私たちはただただ楽しかっただけ。
学校では基本的なことはしっかり教えたから大丈夫。
卒業したら、就職先で大変だけど頑張って。
じゃ~ね~

なんて思えません。

たとえば2部生のように
学びながら社会にでていたとしても

学生のみなさんは、「学生」っていう鎧を着けていて、
知らない間に自分もしっかりその鎧に頼っているんです。

社会からは「学生」っていうフィルターをかけられていて、
「学生」だから通用することがた~くさんあります。

それが4月に両者ともすっかり外されてしまう。

「忙しかったから」とか、
「あとでやる」とか
「疲れたから休んじゃおう」とか
「レポート課題、一つやらなかったくらいで」とか
「授業料払っているんだから」とかが
まったく通用しない世の中にどれだけ順応できるか。

それを考えると
先生だって私たちだって
心の中では
「こんなことくらい許してあげたい(><)」
って思っていても、学生の事を思って
厳しい指導になっちゃうんです。
「ここで許してしまったらダメ!」って鞭を打って(笑)

誰だって意地悪で言っているわけではありません。

今年の卒業生は特に
そんな厳しさの中の優しさに
気づいてくれたから、
卒業式式場も、謝恩会会場も
涙であふれていたのだと思います。

気づいていれば、鎧外しても平気です。

そして私は都合よく
それぞれの学生との
楽しかった思い出だけを
フィードバックさせて、

今頃なにしてるかな。
なんて物思いに更けています!

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